カトリーヌ・リベロの1977年アルバムで全曲エディット・ピアフのカバー曲からなるものです。このアルバムはディスク大賞も受賞したもので、シャンソン歌手としてのリベロが評価されたとも言えるもの。私はリベロの2BIS(あのマグマよりも古い!フランス最古のプログレ・バンドです)やアルプの作品をジャケ買いした日から今もずっと大好きなお方。この美麗なジャケット。哀しい目をしたリベロの表情や顎のラインがとても好きです。ヴォーカルは好き嫌いの分かれるであろう美声という響きからは遠く離れた処に存在する崇高なる声。太くうねる、その声でピアフの名曲たちが歌われてゆく。軽やかなイントロで始まれど、リベロのお声はピアフのカバーをリベロの世界に引き込む。私の好きな「暗黒天使」は皆そんな強烈な世界を持つお方ばかり。リベロのアルバムは20枚以上を幾度も聴き続けている。すると、時に戻れなくなることもある。何か心に刺さり泣き出してしまうこともある。それでもリベロのお声が好きだから聴き続ける。リベロが歌うとプログレでもシャンソンでもジャズでも...すべて「ゴシック(ゴチック)」感を伴う気もする。深いリベロの森を暫し彷徨うかの如く★
1977年作品 2001年発売 フランス盤 PHILIPS 【CD】
盤質:S ジャケット:A+
【収録曲】
1. Padam Padam...
2. Les Amants D' Un Jour
3. Hymne A L' Amour
4. La Goualante Du Pauvre Jean
5. Soeur Anne
6. Un Monsieur Me Suit Dans La Rue
7. Les Prisons Du Roy
8. De L' Autre Côté De La Rue
9. Eden Blues
10. L' Homme A La Moto
11. Mon Manège A Moi
12. Ca Ira