あらゆる可能性に対し 不可能が実行された世紀の救出作戦!
1976年6月27日、日曜日、テルアビブ発パリ行きのエール・フランス139便が256人の乗客を乗せてアテネを離陸直後にハイジャックされた。犯人はパレスチナ解放人民戦線で、木曜日正午までに各国に捕らえられているパレスチナ人テロリスト50人の釈放を要求してきた。
イスラエル政府はテロリストに屈しないという方針から交渉に応じる気配も見せなかったが、その一方でラビン首相(アンソニー・ホプキンス)は、ペレス国防相(バート・ランカスター)らに人質救出の作戦を練らせていた。飛行機はウガンダのエンテベ空港に着陸し、乗客はターミナルビルに集められ、待っていたパレスチナ・ゲリラとウガンダ軍の監視下におかれた。ラビン首相は時間稼ぎに交渉に応じることにし、その結果、ユダヤ人106名以外の乗客が解放された。その間にもテルアビブでは救出作戦の演習が精鋭150人の兵士を選りすぐって行われていた。
7月3日土曜日、交渉は決裂し、遂にラビン首相は武力による人質奪還作戦にGOを出した。テルアビブからエンテベまで4000キロ、レーダー網をくぐって飛行し到着は深夜0時。ゲリラとウガンダ兵を倒して人質を無事救出、離陸するまで53分、ウガンダ空軍機に打撃を与えて全員エンテベ空港を飛び立つまで90分という前代未聞の電撃作戦が遂行されたのである。
人質3名とイスラエル軍の実行指揮官1名の犠牲者は出たものの、その見事でドラマチックな救出は世界中の人々に感動を与えた。映画は実際に起きたこの事件を再現しようとしたものだが、具体的な作戦については今も謎に包まれたままだという。(ジャケット裏より引用)
登場するヨナタン・ネタニヤフ中佐(リチャード・ドレイファス)は現イスラエルのネタニヤフ首相の兄だそうです。実在する人々と当時の大事件ということもあり、今日までの時間軸のなかで学びとなる様に思います。当時の事件は記憶にないのですが、随分前にヘルムート・バーガーが出演!ということで鑑賞したのが最初でした。ドイツ人テロリスト役なのですが、流石にクールでかっこ良く(不謹慎ながら)、一瞬の情けのような表情がぐうっ...と美しい〜!と、個人的に以後、観返す中で印象深い場面のひとつでもあります☆
今作ビデオのジャケット裏キャスト表記のトップにヘルムート・バーガーとあり、ある意味主役のお一人です。その他、出演陣はオールスター・キャストで豪華です!
1976年 アメリカ映画 ワーナー・ホーム・ビデオ 【VHS】 現在廃巻です。
114分 日本語字幕 カラー Hi-Fi STEREO NTSC
エンテベの勝利 / VICTORY AT ENTEBBE
監督:マーヴィン・J・チョムスキー
脚本:アーネスト・キノイ
撮影:ジム・キルゴア
音楽:チャールズ・フォックス
出演:ヘルムート・バーガー / カーク・ダグラス / エリザベス・テイラー / バート・ランカスター / ヘレン・ヘイズ / アンソニー・ホプキンス / リチャード・ドレイファス / リンダ・ブレア / ビビ・ベッシュ / ジェシカ・ウォルター / セオドア・バイケル / クリスチャン・マルカン / ジュリアス・ハリス / アラン・ミラー / ハリス・ユーリン / ステファン・ギーラシュ / デヴィッド・グロー / デヴィッド・シェイナー etc.
ジャケット:B 本体:A
背ヤケがあります。
↓★「エンテベの勝利 Victory At Entebbe (1976)」のトレーラーを共有させて頂きます♪