イタリアの監督フランチェスカ・アルキブージによる1993年映画『かぼちゃ大王』(ビデオのタイトルは『私が愛した少女』)です。巨匠ルイ・マルも絶賛!1993年ダビッド・ディ・ドナッテロ賞の、最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀男優賞を受賞した名作です。
ローマ総合病院の小児科病棟ーそこには様々な子供たちがいる。13歳の少女ピッピは生後三ヵ月で発病し、てんかんと診断されていた。だが、熱心な若い医者アルトゥーロは、それが誤診であり心の病であることを直感的に見抜く。ピッピは愛のない生活を続ける両親の歪んだ関係を全身で感じ取り、自分が逃げ込める世界を作り上げてしまったのだ。それは心の行き場を失った時に、発作を引き起こすというものだった。アルトゥーロも優れた医師には違いないが、潜在的に分かれた妻への自責の念を抱えている。医師と少女が治療を通して築き上げてゆく深い信頼関係を、光とローマを舞台に夢と孤独と共に痛ましくも美しく描かれています。
*ビデオの邦題は作品内容を誤解されそうで残念な気もしますが、美少女アレッシア・フガルディと医師役のセルジオ・カステリットの少女を温かく見守る静かな演技が見事です☆
1993年 イタリア・フランス合作映画 ポニーキャニオン 【VHS】 現在廃巻です。
103分 日本語字幕 カラー Hi-Fi STEREO NTSC 税込定価16480円
かぼちゃ大王 / IL GRANDE COCOMERO
監督・脚本:フランチェスカ・アルキブージ
製作総指揮:グイド・デ・ラウレンティス
撮影:パオロ・カルネラ
音楽:ロベルト・ガットー / バティスタ・レーナ
出演:アレッシア・フガルディ / セルジオ・カステリット / アンナ・ガリエナ / ラウラ・ベッティ
ジャケット:A 本体:B
↓★『かぼちゃ大王:私が愛した少女』の一場面です♪
ピッピの母親役アンナ・ガリエナの存在も重要です☆