北アイルランド出身のカーラ・ディロンの2001年ファースト・アルバム『カーラ・ディロン CARA DILLON』です。可憐な雰囲気から醸し出されるように歌声も優美なお方です。10代から音楽活動をされており、14歳でフィドルやバウロンを習得し、デ・ダナンとも共演。バンドではオイガやイクェーションに参加、その英国のグループ、イクェーションのキーボード奏者サム・レイクマンと共に脱退し、数年の年月を経てようやく2001年に「ラフ・トレード Rough Trade」より、本作のファースト・ソロ・アルバムを発売となりました。
スコットランド、アイルランド、カナダ、アメリカなどのトラッド・フォーク・ソングを中心に、カーラ・ディロンとサム・レイクマンによる自作曲から成る全11曲を収録しています。5曲目の「Lark In The Clear Air」はベルファストの詩人であるサー・サミュエル・ファガーソンの1850年の詩にファガーソン夫人が曲を付けた、元来はゲール語のトラッド・ナンバーを若々しい感性で英語で歌っています。
1曲目の物悲しく美しいトラッド・ソング「Black is the Colour」から、カーラ・ディロンのスウィートな歌声で心地良い響きに聴き入ってしまうのです。伝統音楽への敬愛と受け継いでゆく次世代への思慕が温かく伝わるようです。美しい写真やプロデュースは夫でもあるサム・レイクマンによるものです。素晴らしい作品です♪
2001年作品 2002年発売 日本盤 Rough Trade/Stand Out Records STCR-8 【CD】 廃盤
解説・歌詞付 帯付
盤質:S ジャケット:A+
【収録曲】
1. Black is the Colour
2. Donald of Glencoe
3. Craigie Hill
4. Green Grows The Laurel
5. Lark In The Clear Air
6. The Lonesome Scenes of Winter
7. Blue Mountain River
8. I Wish I Was
9. The Maid of Culmore
10. She's like the Swallow
11. I Am A Youth That's Inclined To Ramble
↓★カーラ・ディロンが歌うトラッド名曲「Black is the Colour」です♪
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