ルイ・マル監督の1957年名作映画『死刑台のエレベーター』のサウンドトラックです。音楽はマイルス・ディヴィスが担当しています。マイルス・ディヴィスが初めて手掛けた映画音楽で、映像を観ながら即興で作ったことでも有名です。今作でモダンジャズのファンが増えたそうで、シネ・ジャズの先駆的作品とも言われています。
原作はノエル・カレフの推理小説(犯罪小説)で、出演はジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ、リノ・ヴァンチュラなどのフランスを代表する演技派俳優の共演で、アンリ・ドカエによる見事なカメラワークで、全編スリリングかつ孤独な都会の風景が色濃く残っています。殊にジャンヌ・モローの知的な悪女ぶりったらクールで最高です!ルイ・マルは『沈黙の世界』で助監督を務め、今作『死刑台のエレベーター』は初監督作品というのも驚愕です。映画も音楽も天才、ツワモノ揃いの作品です。
本作のサントラは『死刑台のエレベーター』の完全版で、未発表の6テイク(*印)を含む全26曲を収録しています。解説にはオリジナル・ライナーノーツのマルセル・ロマノの和訳、ボリス・ヴィアンの批評の翻訳も掲載されています♪
マイルス・デイヴィス(tp)、バルネ・ウィラン(ts)、ルネ・ユルトルジェ(p)、ピエール・ミシェロ(b)、ケニー・クラーク(ds)による、1957年12月4日のフランス、パリ録音です☆
1957年作品 1994年発売 日本盤 日本フォノグラム 【CD】
解説付 帯無
盤質:A+ ジャケット:B+
*解説裏表紙の上部にのみ爪痕がありますが、他のページは綺麗です。
【収録曲】
1. シャンゼリゼの夜(テイク1)*
2. シャンゼリゼの夜(テイク2)*
3. シャンゼリゼの夜(テイク3)(テーマ)
4. シャンゼリゼの夜(テイク4)(シャンゼリゼを歩むフロランス)
5. 暗殺(テイク1)(夜警の見廻り)
6. 暗殺(テイク2)(エレベーターの中のジュリアン)
7. 暗殺(テイク3)(カララの殺人)
8. モーテル(モーテルのディナー)
9. ファイナル(テイク1)*
10. ファイナル(テイク2)*
11. ファイナル(テイク3)(モーテルの写真屋)
12. エレベーター(ジュリアンの脱出)
13. 居酒屋(テイク1)*
14. 居酒屋(テイク2)(プティ・バックの酒場にて)
15. ドライヴウェイ(テイク1)*
16. ドライヴウェイ(テイク2)(ドライヴウェイのスリル)
17. テーマ
18. カララの殺人
19. ドライヴウェイのスリル
20. エレベーターの中のジュリアン
21. シャンゼリゼを歩むフロランス
22. モーテルのディナー
23. ジュリアンの脱出
24. 夜警の見廻り
25. プティバックの酒場にて
26. モーテルの写真屋
↓★このような映像が観られるなんて!感謝いたします♪
マイルス・ディヴィスとジャンヌ・モロー