ミレーヌ・ファルメールの1986年ファースト・アルバム『CENDRES DE LUNE』です。本作は「Maman A Tort」「Plus Grandir」「Libertine」「Tristana」などの初期ヒット曲&代表曲を収録した全12曲入りのセカンド・エディション盤で、「Tristana」と「Libertine」はリミックス・ヴァージョンも収録されています。デビュー曲であるローラン・ブトナとジェローム・ダアンによる「Maman A Tort」が「Maman A Tort (Nouvelle Version)」となっているのは、1984年発売のシングル盤よりもやや長いヌーヴェル・ヴァージョンで収録されているからです(*「Maman A Tort」は英語ヴァージョンのシングル「My Mum Is Wrong」も存在します)。
ややこしいのですが、CDの初回版には「Tristana」の曲は収録されていませんでした。また、LP(アナログ盤)の初回版には「Libertine(Remix Special Club)」も収録されておりませんでしたので再度購入したものでした。ミレーヌ作品はヴァージョン違いが多数存在するのでコレクター泣かせな麗人です☆
ミレーヌ・ファルメールとローラン・ブトナの最高のコンビは美の共犯者のようでもあり、アートポップな楽曲と短編映画のような映像(プロモーション・ビデオ)は衝撃的でした。今作『CENDRES DE LUNE』はその後の耽美的な陰影を増す作品を想うと、80年代的なエレポップ感のある曲や雰囲気、お声も初々しいアルバムです。
1. Libertine
2. Au Bout De La Nuit
3. Vieux Bouc
4. Tristana
5. Chloe
6. Maman A Tort (Nouvelle Version)
7. We'll Never Die
8. Greta
9. Plus Grandir
10. Libertine (Remix Special Club)
11. Tristana (Remix Club)
12. Cendres De Lune