怨念の敵が愛の恩返し!?
心優しき男の愛情発見ストーリー
ニューヨークに住む歯科医ビフの元に急患の電話。休診と断るつもりが、名前を聞くと「ヒューゴー」と言う。彼こそビフの怨念の敵であり、麻酔をかけて殺してしまおうと診療を引き受ける。
スターになる前のリタ・ヘイワースが“いちごブロンド”の髪のヒロインに扮し、キャグニー扮する歯科医の10年越しの想われ人になる話で、「或る日曜日の午後」(33)のリメイクでもある。監督ウォルシュが19世紀末ニューヨークへのノスタルジアいっぱいに描いたライト・コメディであり、映画の終わりに観客に主題歌を唄わせる趣向など極めてボードヴィル的でもある。ウォルシュはその後、'48年にもう一度「或る日曜日の午後」(TV放映のみ)としてリメイクしている。友人のヒューゴに“いちごブロンド”を奪われたビフ(キャグニー)だが、10年経ち、彼女と再び親密になる機会を得ると、とんでもない悪妻である事を知り、手近にいたので結婚したという自分の細君(デ・ハヴィランド)を改めて見直し、幸福な生活を実感する。全く手前勝手な男の話だが、演じるのがキャグニーだけに憎めない(しかし、デ・ハヴィランドのどこが不満なんだ--というくらい、彼女だってこの頃は美しかったのだ)。(allcinemaより)
1941年 アメリカ映画 ワーナー 税抜定価15000円
99分 字幕スーパー HiFi VHS 現在廃巻です。
ストロベリー・ブロンド / STRAWBERRY BLONDE
監督:ラオール・ウォルシュ
原作戯曲:ジェームズ・ヘイガン
脚本:ジュリアス・J・エプスタイン / フィリップ・G・エプスタイン
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
作曲:ハインツ・ロームヘルド 音楽:レオ・F・フォーブステイン
出演:ジェームズ・キャグニー / オリヴィア・デ・ハヴィランド / リタ・ヘイワース / ジャック・カーソン / アラン・ヘイル / ジョージ・トビアス / ウナ・オコナー / ジョージ・リーヴス
ジャケット:A- 本体:A