フィーリーズの1988年3rdアルバム。70年代後半からの活動は、ニュー・ウェイヴ〜USインディーズ・シーンで、一時期はR.E.M.と人気を二分していた程(殊にカレッジ―・チャート)のバンドです。グレン・マーサーのヴォーカルも良いのです。オリジナル・メンバーにはアントン・フィアも在籍していました。ルー・リード、ヴェルヴェッツ・チルドレンの系譜の中で地味ながら胸を打つメロディーとリズムがあったのだ、と色褪せない楽曲たちを聴きながら。切々と響く「Higher Ground」は名曲だと想えます。そんな中、ラストはヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「What Goes On」のカバーで、醒めた熱い残響と共に終えるアルバムです。
1988年 GER A&M 【LP】
盤質:A+ ジャケット:B
SIDE ONE
1. It's Only Life
2. Too Much
3. Deep Fascination
4. Higher Ground
5. Undertow
SIDE TWO
1. For Awhile
2. Final Word
3. Too Far Gone
4. Away
5. What Goes On