ネムコが、憧れのサカモトくんから借りた“つまらない本”を読んでいると訪ねてきた一人の少年。彼のあとを追って、ネムコは真夜中の公園へ入っていくが、少年はジャングルジムの上で、突然消えてしまう。しかし、それが、ネムコの大冒険の始まりだった…。谷山浩子が綴る、ファンタジーメルヘン登場。
これは不思議な御本です。この不思議なお話の中には、はたして何かしらの寓意はあるのか、それとも感性だけに浸ればいいのか。仮に寓意があるとして、それは、表面に出ているものでいいのか、もっとひねってあるものなのか。そういうのが、何だか混沌としているんだもの。いずれ私に子供ができて。その子供が、子供と中供の間になったら、読んであげたい御本です。(新井素子)
サンリオ 1988年 初版 定価980円+税 全223頁
単行本 帯・カバー付
※カバー天・帯ややスレ等ありますが、中のページは綺麗です。
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