60年代から70年代末まで一年に一枚のペースでアルバムを制作し続けていたカンの1975年7thアルバム『LANDED』。不気味なユーモア溢れるジャケットのアートワークも印象的ですが嘗ての日本盤(レコード)の邦題は『闇の舞踏会』。マルコム・ムーニーもダモ鈴木も今作には居りませんがホルガ―・シューカイ(とイルミン・シュミット)の飄々とした愛しきヴォーカル、イルミン・シュミットの妙なキーボード&シンセ音とギターのミヒャエル・カローリの存在感、ホルガ―・シューカイのベース、そして大好きなヤキ・リーベツァイトのカンカラしたドラム&パーカッションが織り成すCANならではのポップ・テイストに歓喜します!細かい音が聴くたびに聞こえてくるような奇妙な名作です。13分を超える大曲「Unfinished」の余韻を残し「Full Moon On The Highway」に戻りリピート再生を繰り返すと、"ポップになったカンだなあ・・・"云々という評価は軽く宙を舞うのでした。
*今作はUS(カナダ)「MUTE」盤です。「SPOON」盤の表ジャケット上部のロゴと番号が消えています。
1975年作品 US/カナダ盤 MUTE 961076-2 【CD】
※未開封新品です。
【収録曲】
1. Full Moon On The Highway
2. Half Past One
3. Hunters And Collectors
4. Vernal Equinox
5. Red Hot Indians
6. Unfinished