ルー・リードの1975年作品『ルー・リード・ライヴ』です。『ロックン・ロール・アニマル』に続く、ニューヨーク・アカデミー・オブ・ミュージックでのライヴ・アルバムで、70年代前半のルー・リードの暗黒のなか青白く咲く怪しく美しい毒花のようなアート・ロック・スピリットが迸る、とんでもなくカッコいいライブ・アルバムです。
本作ではルー・リードのソロ・アルバムより、デヴィッド・ボウイとミック・ロンソンがプロデュースと全面的にバックアップ参加した名作『トランスフォーマー』とデカダンな大名作『ベルリン』からの5曲、そしてヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代の「I'm Waiting For The Man」の全6曲を収録しています。
バック・ミュージシャンは『ロックン・ロール・アニマル』同様に、ギタリストのディック・ワグナーとスティーヴ・ハンターの存在に圧倒されます。そしてベースはプラカシュ・ジョン、ドラムスはペンティ・グラン、キーボードはレイ・コルコード(映画音楽の作曲家として知られる)。プロデュースはスティーヴ・カッツ(ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ)です。
イタリア出身の写真家であるオリビエーロ・トスカーニによるジャケット・アートも最高です☆
1975年作品 1984年発売 ドイツ盤 RCA International NL 83752 【LP】
Reissue 再発盤
盤質:B+ ジャケット:A
【収録曲】
SIDE A
1. Vicious 5:55
2. Satellite Of Love 6:03
3. Walk On The Wild Side 4:51
SIDE B
1. I'm Waiting For The Man 3:38
2. Oh Jim 10:40
3. Sad Song 7:32
↓★一曲目の「Vicious」です。Lou Reed - Live. New York 1973.より♪
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