悪夢の彼方に愛がある
チェコ・ファンタスティック映画界のニューウェイブ派 ユライ・ヘルツの隠れた名作!
ファンタスティック・ムービーの古典『美女と野獣』(1946年)を、新感覚の映像で再現した驚異の夢幻世界。
ある商家の三人姉妹の末娘ビューティ(ユリエ)は、借財を抱えやむなく鳥獣と約束してしまった父のために進んで鳥獣の館へ向かった。彼女はそこで、夜ごと不思議な夢を見た。それは、美しい王子様が彼女を迎えに来て、二人は深い愛で結ばれるというものだった...。
この作品は、ジャン・マレー主演、ジャン・コクトー監督の名作映画『美女と野獣』のリメイクであるが、ファンタジーの色合いが強かった前作に比べると、ホラー映画にも近いショッキングな映像で綴り、なおかつ上品さを失わないユニークなロマンティック・ファンタジーに仕上がっている。全篇を包むゴシック調のスタイリッシュな映像、グロテスクな特殊メイク等、チェコ・ファンタスティック・ムービーの未体験ゾーンへ誘う衝撃の夢幻世界☆
第9回 パリ国際ファンタスティック映画祭観客賞受賞
1978年 チェコスロバキア(現在はチェコ)映画 クラウンレコード 税抜定価14800円
92分 字幕スーパー VHS 現在廃巻です。
鳥獣の館 「美女と野獣」より / THE MAIDEN THE BEAST(PANNA A NETVOR)
監督:ユライ・ヘルツ
原作:ボーモン夫人 脚本:フランキシェク・ホルビーン
撮影:イジー・マハーニュ(ユシイ・マハーニュ) 音楽:ペトル・ハプカ(ペテル・ハプカ)
出演:ズデナ・スチューデンコバ / バツラフ・ボスカ / バラスチミル・ハラペス
イアナ・ブレイフォバ / ズザナ・コチュリコバ
ジャケット:B- 本体:A
*背やけがありますが表紙(裏ともに)大きな退色はございません。
↓★「クララの森・少女愛惜 チャンネル版」でも取り上げてみました☆
よろしければご視聴くださいませ(慣れなくて上手くありませんがお手柔らかにお願いいたします)♪