若者たちの退廃した青春を題材とする写真家ラリー・クラークの初監督作品で、製作総指揮はクラークに傾倒する映画監督ガス・ヴァン・サントが担当。日本公開当時、若者に人気の某ファッションメーカーが“KIDS”Tシャツを作るほど、そのスタイリッシュさが話題になったNYのティーンエイジャーの性を描いた作品。街を闊歩する彼らの考えていることと言えば、SEXとドラッグのことばかり。たった一度のSEXからエイズにかかってしまったヒロインが、その時の相手の少年を探して街を徘徊する。重いテーマを扱いながらも説教じみたところはないのは当節の流行りだが、その分、内容の薄っぺらさが目に付く。女の子のファッションは可愛い。(参照:allcinemaより)
ニューヨークの10代の少年少女たちの日常を淡々と描いた作品で、黒人に対する根強い差別意識なども描かれています。鑑賞後の後味は決して良いものではないけれど、日常風景のように描くことで問題提起しているのかもしれません。クロエ・セヴィニーがとにかく可愛く、かつ悲しい少女ジェニーを好演しています。
音楽はルー・バーロウやジョン・デイヴィスを中心にフォーク・インプロージョンやダニエル・ジョンストン、スリントなどが担当しています。
1995年 アメリカ映画 アミューズビデオ 税抜定価16000円
91分 字幕スーパー STEREO HiFi VHS 現在廃巻です。
キッズ / KIDS
監督:ラリー・クラーク
製作:ケイリー・ウッズ
共同製作:キャシー・コンラッド / クリスティーン・ヴェイコン / ローレン・ザラズニック
製作総指揮:ガス・ヴァン・サント / パトリック・パンツァレッラ / マイケル・チャンバース
脚本:ハーモニー・コリン
撮影:エリック・アラン・エドワーズ
衣装デザイン:キム・ドルース
音楽:ルー・バーロウ / ジョン・デイヴィス
出演:レオ・フィッツパトリック / クロエ・セヴィニー / ジャスティン・ピアース / ロザリオ・ドーソン / ハロルド・ハンター / ユキラ・ペグエロ
ジャケット:A 本体:A