ブラーの1995年リリースの4作目となるアルバム『THE GREAT ESCAPE』。ブリットポップの中でもダントツにBLURが好きなのは変わらないので、贔屓目いっぱいです。前作の大ヒットの後のプレッシャーも感じられない、ブラーらしい“英国主義”を貫いている全15曲入りです。それにしてもブラーの強みの大きな一つに、グレアムという稀有なギタリストが存在することだと再確認させられます。ブラーって良いバンドですね！

ブリットポップが盛り上がっていた90年代前半、この“英国主義”が苦手だとおっしゃるお方も。それも分かるのです。でも、個人的に文化保守的傾向が強いもので、古い文化や伝統、歴史のある国々は、それらを大いに誇って頂きたい！と思うのです。そうした上で、お互いの文化交流を深めてゆけたなら、と。国粋主義ゆえに他の国の文化に対して排外的になるのではなくて。英国はわが国との共通項が多い。嘗ては日英同盟も。米国とアングロサクソンで一括りにして敬遠される方もおられるとか。それもどうかなあ？と思いながら、素晴らしき音楽に国籍はない。けれど、お国柄というものは尊ぶべきだと思っています。そんな訳で、あまりにも「英国」なブラーを素直に称讃しています☆

1995年作品　US盤　VIRGIN　【CD】

※新品です。

【収録曲】
1. Stereotypes
2. Country House
3. Best Days
4. Charmless Man
5. Fade Away
6. Top Man
7. The Universal
8. Mr Robinson's Quango
9. He Thought Of Cars
10. It Could Be You
11. Ernold Same
12. Globe Alone
13. Dan Abnormal
14. Entertain Me
15. Yoku And Hiro