トーマス・マンとルキノ・ヴィスコンティの記念碑的名作。
自らの芸術的信条を抛って、少年の官能美に酔いしれていく作家。
高名な初老の作家アシェンバハは、ある日旅の誘惑に駆られ、ヴェネツィアへと旅立つ。そこで彼が出会ったのは、神のごとき美少年タジオだった。その完璧な美しさに魅了された作家は、疫病が広がり始めた水の都の中、夜となく昼となく少年のあとをつけるようになる…。官能の焔に灼かれて朽ちていく作家の悲劇を、美しい筆致で描いた文豪マンの代表的傑作。
巨匠ヴィスコンティの名作映画原作。ニュープリント映画原作。
集英社 2011年 初版 定価381円+税 全232頁
集英社文庫 カバー付
※天・小口・カバースレありますが、中のページは綺麗です。
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