モリッシーの1992年、第3作目となるソロ・アルバムです。プロデュースはミック・ロンソン!!今作よりバンド体制となり、ギターがかっこいいのは、やはりミック・ロンソンの手腕か、モリッシーの敬愛心からか。オープニング曲「You're Gonna Need Someone On Your Side」からロカビリー調で、モリッシーのこういう曲も良いなと思ったものです。
このアルバムが発売された頃は、まだあまりモリッシーのソロ・アルバムは評価されていない感じでした。ミック・ロンソンというとデヴィッド・ボウイ!そして、モリッシーが少年時代に夢中になっていたグラム・ロックの影響、ボウイの「ジギー・スターダスト」へのオマージュ的なリフも織り込められた、荒削りな感じと繊細なメロディーが響く全10曲入り。モリッシーが歌うとモリッシー・サウンド、モリッシー・ワールドとなる!なので、ザ・スミスという稀有なバンドへのノスタルジーとは別に、モリッシーというこれまた稀有なるヴォーカリスト、表現者を追っていたい。今のところ、まったく飽きることはない。
1992年作品 日本盤 東芝EMI TOCP-7273 【CD】
ポスター・スリーヴ
歌詞・対訳・解説付 帯無
盤質:A+ ジャケット:A-
【収録曲】
1. You're Gonna Need Someone On Your Side
2. Glamorous Glue
3. We'll Let You Know
4. The National Front Disco
5. Certain People I Know
6. We Hate It When Our Friends Become Successful
7. You're The One For Me, Fatty
8. Seasick, Yet Still Docked
9. I Know It's Gonna Happen Someday
10. Tomorrow