オーストリアの作家エルフリーデ・イェリネクの自伝的小説『ピアニスト』をミヒャエル・ハネケ監督が映画化した作品。人間の内面をえぐり、誇張して表現することで観るものを極限状態に追い込む・・・。ミヒャエル・ハネケ監督独特の手法と、「彼女を主役にすること」が映画化の絶対条件だったというイザベル・ユペールの圧倒的な演技力は見事に融合し、観るものの心に「エリカの不毛の愛」が鋭く突き刺さる。若さゆえの残酷さを見事に表現したブノワ・マジメルも少年子役から素晴らしい俳優に幅広い作品で活躍されているのも嬉しいです。エリカの母親役には名女優のアニー・ジラルドです。
2001年 フランス・オーストリア合作映画 日本ヘラルド 税抜定価16000円
131分 字幕スーパー STEREO Hi-Fi VHS 現在廃巻です。
ジャケット:A 本体:B+
ピアニスト/LA PIANISTE
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ 原作:エルフリーデ・イェリネク
製作:ファイト・ハイドゥシュカ 製作総指揮:イヴォン・クレン / クリスティーヌ・ゴズラン / ミヒャエル・カッツ
撮影:クリスティアン・ベルガー 音楽監修:マルティン・アッシェンバッハ
出演:イザベル・ユペール / ブノワ・マジメル / アニー・ジラルド / アンナ・シガレヴィッチ / スザンヌ・ロタール / ウド・ザメル