クラスターの事実上の1stアルバムで、所謂「Kのクラスター」と呼ばれるコンラッド・シュニッツラーー創始の「KLUSTER」によるものです。メンバーはコンラッド・シュニッツラー、ディーター・メビウス、ハンス・ヨアヒム・ローデリウスの3人で、1970年録音、1971年発売のアルバム。タイトルの「Klopfzeichen（クロップツァイヒェン）」とは「ノックの符号」という意味だそうです。

「ジャーマン・エレクトロニクス・ミュージック」を語る上でも重要な作品の一つで、コンラッド・シュニッツラー在籍時のタンジェリン・ドリーム作品然りながら、後のメビウス＆ローデリウスの「CLUSTER」（Cのクラスター）のキラキラしたサウンドと異なる、即興的ノイズに女性のヴォイス（Christa Runge）がかぶさったり、何とも暗鬱なるノイズコラージュ！けれど、とても視覚的でもある。驚くべきことに、電子楽器は一切使用されていない！エンジニアであるコニー・プランクの手腕も大きいと思われます。

今作は1998年発売のリマスター盤で、1980年のレアなライヴ音源（英国YHRより発売のカセット音源）がボーナストラックとして追加収録されています。

1971年作品　1998年発売　ドイツ盤　THINK PROGRESSIVE TPCD 1.807.029　【CD】
REMASTERED.

※新品です。

【収録曲】
1. Klopfziechen: Part One　23：31
2. Klopfziechen: Part Two　21：34
3. Cluster & Farnbauer - Live at the Wiener Festwochen Alternativ 1980　15：56