『「鏡の国」は「不思議の国」の7年後に書かれた物語である。「不思議の国」にくらべ、透明感は増し、言葉遊びの意味は深まり、物語全体が「チェス盤」の上で進行するという特異な構成となっている。より論理性が強調された「鏡の国」は、キャロルの数学者としての面目を示し、物語の完成度も高いといえる。言葉遊びと論理の展開に充分の配慮をした、新たな日本語訳の誕生である。(解説:深町眞理子 裏表紙より)
筑摩書房 1989年 第二刷 定価350円 絶版
ちくま文庫 カバー付
※カバー(裏)角のみやや退色あります。
ページの状態は良いです。