60年代から70年代末まで一年に一枚のペースでアルバムを制作し続けていたカンの1975年7thアルバム『LANDED』。不気味なユーモア溢れるジャケットのアートワークも印象的ですが嘗ての日本盤(レコード)の邦題は『闇の舞踏会』。マルコム・ムーニーもダモ鈴木も今作には居りませんがホルガ―・シューカイ(とイルミン・シュミット)の飄々とした愛しきヴォーカル、イルミン・シュミットの妙なキーボード&シンセ音とギターのミヒャエル・カローリの存在感、ホルガ―・シューカイのベース、そして大好きなヤキ・リーベツァイトのカンカラしたドラム&パーカッションが織り成すCANならではのポップ・テイストに歓喜します!細かい音が聴くたびに聞こえてくるような奇妙な名作です。13分を超える大曲「Unfinished」の余韻を残し「Full Moon On The Highway」に戻りリピート再生を繰り返すと、"ポップになったカンだなあ・・・"云々という評価は軽く宙を舞うのでした。
1975年作品 ドイツ/オーストリア盤 SPOON Spoon CD 25 【CD】
※新品です。
【収録曲】
1. Full Moon On The Highway
2. Half Past One
3. Hunters And Collectors
4. Vernal Equinox
5. Red Hot Indians
6. Unfinished