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サブchouchouの「シャンソン&ロック&映画鑑賞、そして百折不撓日記」
ジス・モータル・コイル:THIS MORTAL COIL 『IT'LL END IN TEARS』 1984年
2011年06月05日

ジス・モータル・コイル(THIS MORTAL COIL)『涙の終結(IT'LL END IN TEARS)』(1984年)  

 ジス・モータル・コイル(ディス・モータル・コイル)の1984年の1stアルバム。このプロジェクトは「4AD」の社長でありプロデューサーでもある、アイヴォ・ワッツ・ラッセルによる企画プロジェクトで、「フェイヴァリット・ミュージシャンによるフェイヴァリット・ソング集」のような計画を実現させてしまったもの。現在までに3作品ある。この第一弾となる極めて美しい正に「涙の終結」という邦題の如く耽美的な作品。殊にティム・バックリーのカバー「警告の歌(Song to the Siren)」を歌うエリザベス・フレイザー(コクトー・ツインズ)は一級の芸術品のように美しく大好き!レコーディング中にこの曲を聴きながら涙したアイヴォ氏であったという逸話も残されている。  

 このアルバムの参加ミュージシャンは、コクトー・ツインズのエリザベス・フレイザー、ロビン・ガスリー、サイモン・レイモンドの3人、シンディートークのゴードン・シャープ、カラーボックスのマーティン・ヤングとスティーヴン・ヤング、デッド・カン・ダンスのブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルド、モダーン・イングリッシュのロビー・グレイ、ウルフギャング・プレスのマーク・コークス、X-マル・ドイッチェランドのマニュエラ・リッカーズという「4AD」アーティスツだけでも豪華ながら、さらに、元マガジン(バズコックス)のハワード・デヴォート、マーク・アーモンドのマンバスのメンバー(ストリングス担当)のマーティン・マクガーリックとジニー・バルも参加!アイヴォが選んだという6曲のカバー曲は、アレックス・チルトンの曲が2曲(1曲目と3曲目)、ティム・バックリー(2曲目)、リマ・リマ(5曲目)、ロイ・ハーパー(7曲目)、コリン・ニューマン(11曲目)。その他の楽曲も含め、アルバム全体を貫く美意識は覚醒的かつロマンティシズムに溢れたもので愛聴盤であり続けている一枚です。


★エリザベス・フレイザー(コクトー・ツインズ)の歌う「警告の歌(Song to the Siren)」★
アイヴォも涙したそうですが、私も美しすぎて泣きました♪

                  

THIS MORTAL COIL/IT'LL END IN TEARS